ニキビの治療器としてダーマペンに注目が集まっているのは、肌本来の力を活用するというアプローチ方法だからです。ダーマペンはニキビそのものだけではなく、ニキビ跡や毛穴の悩みにも有効になります。ダーマペンはマイクロニードル療法によるニキビ治療を行うマシンです。ダーマペンの先端には非常に細い針が12本搭載されています。この針で肌を刺激して、肌の生まれ変わりを促進するのが特徴です。肌はターンオーバーといって再生を繰り返していますが、このターンオーバーが乱れると肌あれを起こしたりニキビが出たりなどの肌トラブルを起こしてしまいます。
ターンオーバーは通常であれば6週間ほどのサイクルです。肌は繊細なため寝不足やストレス、栄養バランスが取れていないなどの影響で、すぐにターンオーバーが乱れてしまいます。ダーマペンを使用することで肌に刺激を与え、ターンオーバーを正常に導くことが可能です。マイクロニードル療法は肌に針を刺す治療方法ですが、ダーマペンは極細の針のため痛みが少なくなっています。痛みが苦手な方は麻酔と併用するなど、痛みを感じにくい工夫をすることも可能です。針によって刺激された肌はコラーゲン生成が促進され、肌本来の健康な状態になることが期待されます。
ニキビはできてしまった時も大変ですが、ニキビがおさまった後のケアも手が抜けません。しっかりとニキビケアを行わないと、後になってクレーター肌になってしまうリスクがあります。一度クレーター状態になってしまうと、自然に元どおりになるのは困難です。クレーターにはいくつか種類があり、皮下組織にまでくぼみが達すると、肌へのダメージが大きいためより治療が大変になります。ダーマペンは肌に効果的に刺激を与え、新しい肌を作り出すことでニキビ跡のくぼみなどに対処することが可能です。
ダーマペンがニキビ跡に効果的だと言われる理由の一つがコラーゲンになります。コラーゲンはタンパク質のひとつで、肌のハリや弾力のために必要な成分です。コラーゲンが不足すると肌のみずみずしさが失われ、たるみやシワなどの原因になってしまいます。肌のコラーゲンは年齢とともに減少していくため、しっかりとした対策を行うことが若々しい肌をキープする秘訣です。ダーマペンを使用することでコラーゲンが増え、ハリが出ることで毛穴も目立ちにくくなります。
ニキビへの効果は1回の施術で実感することも可能ですが、ニキビ跡の治療の場合には2週間~1ヶ月に1回の治療を数回繰り返すことが必要です。
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